僕は公認会計士と税理士の資格を持っています。
ただこれを友人などに話すと、だいたい「会計士と税理士って何が違うの?」と返されます。税理士はともかく、会計士って確かに名前は聞くけど、ニュースとかにも出てこないしあまり馴染みはないですから、当然の反応だよなあと思って毎回聞くのですが(^_^;)
そういう人に毎回説明しているのは、
会計士:会社の決算書に嘘がないかチェックする人
税理士:税金の申告書とかを主に作ったりする人
という、かなりざっくりとした説明をします。笑
もう少し細かい話をすると、会計士は企業の決算書の数字や注記事項に誤りがないかをチェックし、「この決算書には重要な誤りはありません」というようなニュアンスのお墨付きを与える「監査業務」という業務を主に行います。これは、公認会計士の独占業務で税理士にはできません。最近だと東芝で、この会計士のお墨付きをもらわないまま決算発表をするという前代未聞の事態が起きました。
一方税理士は、税金に関する税金の申告書を代理で作成・申告する税務代理、税務署に提出する書類を作って出す税務書類作成、税金の相談に乗る税務相談といった税務業務を主に行います。これは、会計士における監査業務と同じく、税理士の独占業務で会計士にはできません。
法律で明確な線引きはありますが、会計士だって税金の計算はしますし、税理士が決算書のチェックをすることも普通にあります。多分そういうのもあって、イメージが混ざったりするのかなあと思います。どっちも数字に関する仕事ですからね(^_^;)
こういう事情と、普段の業務が税務業務メインなので、「何の仕事してるんですか?」と聞かれたときはいつも「税理士です」と答えます。笑 会計士って言うと、大体「会計士って何の仕事してんの?」って聞かれるので(^_^;)