会計士試験の論文式試験まであと1ヶ月弱となりました。
僕が受けたのは平成21年ですが、当時の記憶を遡って、気をつけた方がいいことを書いて見たいと思います。
■短答式は終わった。次は論文式!
短答式試験の発表が先日23日に行われたようです。
今回の試験は、4916人が受験して合格したのは475人とのこと。
なんか、僕が受けた頃よりも厳しくなっているような…笑
突破された方、おめでとうございます!!
そして、監査実務に着く前の最終試験となる8月の論文式試験がまもなくやってきます。
公認会計士・監査審査会のHPによると、
8月25日 監査論、租税法
8月26日 会計学(財務会計論、管理会計論)
8月27日 企業法、選択科目(経営学、経済学、民法、統計学のどれか)
というスケジュールのようです。
これも実施科目の順番とか実施時間は僕が受けた頃と変わってませんでした。
短答式試験は1日で全科目終わりますが、論文式試験は3日間連続で朝から夕方まで問題を解き続けます。
かなりハードです…
■論文式試験直前の過ごし方
かなり前の記憶ですが、直前期や当日に何をやっていたのかとか気をつけていたことなどを思い出しながら書いてみたいと思います。
ちなみに専門学校はTACでした。
●直前期(試験当日1ヶ月前〜1週間前)
今まで解いてきた答練を振り返ることを中心に、理論科目(財務諸表論、監査論、企業法、経営学)はテキストを繰り返し読み込み、計算科目(簿記、管理会計、租税法、経営学)はとにかく手を動かして問題を解いていました。
計算科目は、ある論点について苦手意識があり補強したい時には、短答式試験の問題集を使って勉強していました。
論文式試験の問題は分量が多く、一度解こうと取り掛かると、それなりの時間がかかってしまいますので、1つの論点についてあまり時間をかけずに勉強したい時には適していると思います。
僕は企業結合とか事業分離、在外子会社関係の論点が苦手だったのでその辺は少し多めに時間を割きました(あまり時間をかけないようにはしましたが)
租税法や経営学は短答式試験の科目ではないので、TACの講義でもらった問題集や例題で対応しました。
ちなみに、TACの会計士講座にはアクセスというオプションがあり、計算科目の答練をたくさん受けられるというヤツがあるのですが、僕は受けませんでした。
受けたい気持ちはあったのですが、消化不良になる恐れがあったのと、単純にお金がもったいなくて結局受けませんでした。
結果的には受けてなくても受かりましたし、ちゃんと通常講義と通常答練を消化して理解していれば十分に対応可能です。
ここにきて「受けてればよかったかな…」と思っている人がもしいたら、
短答式試験まで突破できたのですから実力はきちんとついているということですから、自信を持って取り組んで欲しいなと思います。
理論科目はテキストに全ての情報を集約していました。
補助のレジュメや答練で新たに覚えた事項、ミスしたことなど、テキストを読めば済むようにしておりましたので、いちいちレジュメを振り返ったりしなくてもすんだのはよかったかなと思います。
●直前期(1週間前〜当日)
やることはそこまで変わりませんでしたが、理論科目は情報を集約したテキストを繰り返し読み、計算科目は答練でのミスを記録したミスノートを振り返るという勉強をしました。
計算科目は電卓を叩く腕が鈍らない程度に問題を解いていました。
あとは体調管理と精神面の管理です。
体調面ではきちんと3食とり、夜は12時に寝て朝は6時に起きるという規則正しい生活をするように心がけていました。
精神面が一番辛かったですが、好きな音楽を聴いてリラックスしたり、「できる、できる」と自分に言い聞かせて気をしっかりと持つように心がけていました(それでも毎日プレッシャーできつかったですが…)
●当日
心配性なので一応、当日の科目のTACのテキストは全て持って行っていました。
試験が始まる本当に直前まで、テキストを流し読みしていました。
ここでの過ごし方は人によると思いますが(一人、ずっと漫画を読んでいるツワモノがいました。はたしてあの人は受かっていたのだろうか…笑)、最後まであがいた方が僕はいいと思います。もしかしたら直前に見ていた論点がバッチリ出題されるかもしれませんし、この本当に直前の時間まで諦めずに頑張った方が絶対いいと思います。
■勉強以外の気をつけること(主に当日に持ち込むといいもの)
その他、当日試験を受けて、これを持って行っておいてよかったな〜と思ったことを書いてみます。
●予備を持ち込む
ボールペン、電卓、時計、修正テープの予備は絶対に持ち込んで机の上に出しておくべきです。
もし試験中に電卓が動かなくなったら、ボールペンのインクが切れたら、時計の電池が切れたら、修正テープがなくなって消せなくなったら…
心配しすぎかもしれませんが、絶対に起きない、とは断言できません。もしこれらの事故が起きたら、せっかく勉強してきたことが水の泡になってしまいます。
勉強以外の懸念事項は、確実に潰しておくべきです。
Amazonでポチっておけば、買いに行かなくても家に届きますから、休憩時間に注文しておきましょう!!
●耳栓
試験時間中の耳栓の使用は認められています。
試験時間が長いので(2日目の午後の会計学は3時間の長丁場です)、途中で集中力が切れて周りの何でもない音が気に出したりするようになります。
雑音をシャットアウトできる耳栓はあった方がいいと思います。
僕はずっと耳栓をしていましたが、2日目の午後の会計学の残り1時間はそれでも集中力が切れ気味でした…笑 あまり記憶にないです(^_^;)
これは僕個人の集中力の問題だと思いますが、それでも耳栓がなかったらもっと集中できてなかったと思いますが。
●防寒
夏ですが会場の冷房が効きすぎている可能性を考え、カーディガンと膝掛けを持って行きました(女の子みたいですが…笑)
これは読みが当たり、会場が意外と冷房が効いて寒かったので、持って行って正解でした。
普段暑がりだからいらないという人も検討して見てください。
●クッション
試験会場の椅子が硬いかもという可能性を考え、普段家で椅子の上にひいて使っていたクッションを持ち込みました。
これも当たりで、会場の椅子が木製の硬いヤツだったので、椅子の硬さに悩まされず試験に集中できました。
2時間〜3時間は座りっぱなしの試験なので、椅子の硬さは死活問題です。
是非持ち込むのをオススメします!!
(試験要綱には持ち込み禁止の記載はありません)
もうそろそろ論文式試験まで1ヶ月を切ります。
ますます暑くなってきますが、体調管理には十分に気をつけて、残りの期間の勉強頑張って欲しいです!!