消費税の税込表示・税抜表示。
いち消費者としては、税込価格に統一してもらいたいものです。
■会計の時に気付く「実は税抜価格」
ランチやディナーを食べに行って、
「この値段なら、頼んでも良いかな」と思って注文。
美味しい食事を食べて、帰りにレジに寄り、
メニューに載っていた金額を思い出して財布からお金を出したら、
「あれ、ちょっと足りない…」
メニューに書いてあった金額は実は税込価格ではなく、
よく見たら、消費税抜きの金額だったりすることがよくあります(^_^;)
この時、金額が小さかろうが、多少なりテンションが下がります…
■消費税法上は総額表示が義務。でも特例で税抜表示もOK
消費者に商品やサービスを提供する事業者は、
メニューや値札などに消費税を含めた価額を表示する「総額表示」というのが
義務付けられています。
例えば税抜700円の日替わり定食があるとすると、
メニューの価格は、消費税込の「756円」と表示するのが原則になっています。
ただ、その一方で、
消費者が誤認しないための措置を取っている場合であれば、消費税抜きの価格表示でも良いという特例の規定が設けられています。
(※平成33年3月31日まで)
例えば、上記の税抜700円の日替わり定食だと、メニューにはこう書いても良いのです。
・700円(税抜)
・700円(税別)
・700円+消費税
といった具合です。
要するにメニューを見た消費者が、「これは消費税込みで700円だ!」と誤解しないように表示すれば、
こういった表示をしても良いよということになっています。
飲食店に限らず、家電量販店やスーパーマーケットなどでもこのような表示方法を目にすることが多いと思います。
■とはいえ…やっぱり税込価格でちゃんと表示しといてほしい
「消費者が誤解しないように」という名目ではありますが、
僕はいつも大体メニュー見て誤解しています(^_^;)笑
というのも、この表示の仕方は店舗によってばらつきがあり、
中には原則どおりの税込金額しか表示していない店舗もあるからです。
その感覚を常に持っていると、税抜き表示をしている飲食店に行って注文をした時に、
お会計の時になってようやく気づく、ということになりがちです。
きちんとメニューには税抜だとか税別だとかそう行った文言が書いてあるはずなのですが、
それが小さかったり、一目見てわからなかったりする場合もあるわけです。
もちろん、店舗側の意図というのもありますから、一概に税抜表示がダメだということは言えないのですが、
いち消費者として思うことは、全部税込表示にしてくれたらいいのになということです。
レジで思っていた金額より高かった時の感覚は、その金額が少なかったとしても、
ちょっと残念な気分になってしまいますからね(^_^;)