Excelで時々見かけるToday関数。
便利ですが、デメリットもあります。
■today関数とは
Today関数とは、エクセルの関数の1つで
今日の日付を自動で表示してくれる数式です。
=today()と入力すると、
そのセルに今日の日付が入ります。
今日やると2017/09/10といった感じで表示されます。
経費の申請書類とか、送付状など、
日付を入力する必要がある書類のエクセルフォーマットには
こういう数式を使っている場合が多いのではないでしょうか。
実際に作成した日付をわざわざ入力する必要がなく、
エクセルを開けば勝手に日付が入っていて楽ですが、
注意しないといけないことも。
■開くたびに日付のデータが更新されてしまう
開いた日の日付が自動的に表示されるので、
例えば、今日エクセルで作った書類を1ヶ月後に開くと、
日付の箇所は自動的に2017/10/10に更新されてしまいます。
なので、
過去のデータを参照して、
「いつ申請を出したのか?」
「いつ相手方に書類を送ったのか?」
を確認したい場合、
この数式を使用して作成されていると、
開いた日の日付になってしまっていて、
いつの日付で作成されたものかがわかりにくくなってしまいます。
(プロパティや更新日付等から推測することはできますが、
正確ではありません)
エクセルのデータ上に日付が記録としてきちんと残らなくなってしまうのです。
もう少し言うと、
開くたびに日付が勝手に更新されてしまうため、
エクセルを開いて中身をいじらずに閉じたい時にでも
「変更を保存しますか?」
と出てきてしまい、少し鬱陶しいというのもあります。
■日付はショートカットキーで簡単に入力できる
上記の理由があり、私は自分がファイルを作成する場合には
日付入力の手間を省きたいという目的では
Today関数は使わないようにしています。
作成日付の入力はショートカットキーが割り当てられています(Ctrl+;キー)ので、
入力の手間は大したことないです。
それよりも、作成時の日付の記録がデータ上残らないという方が問題かなと。
便利な関数ですが、使い方はよく考える必要があると思います。