税理士という職業柄ということもありますが、調べ物をする機会が多いです。
自分が調べ物をする時に気をつけていることを書いてみたいと思います。
■調べ物に熱中してしまうと、目的を忘れる
自分が普段あまり触れない税務的な論点とか、複雑な論点とかに遭遇した場合、調べ物をします。
参考書籍を読んだり、条文を検索したり、googleで検索してみたり…
しかし、特に自分が初めて触れる論点とか、解釈が分かれるような論点については、すぐに自分なりの回答を導き出せません。
その論点に関する自分の中の引き出しが少なければ、インプットをするしかありませんので、色々なものに目を通してしまうとわけです。
そうやって、色々なものに目を通していってしまうとどうなるか…
「あれ、今結局何が問題になってるんだっけ…」
あまりに調べ物に熱中してしまうと、こんな風に、調べる目的を見失ってしまいます。僕も時々やってしまうのですが(^_^;)
調べるという作業は自分の意見を形成するための手段ですから、その目的を見失い、調べるという作業自体が目的化してしまわないようにしないといけません。自戒の意味も込めて。笑
■調べ物をする時に気をつけてる3つ
こうならないように、僕は調べ物をするときは次のような点を意識するようにしています。
①時間を区切る
時間管理術でポモドーロテクニックというのがあります。
25分作業➡︎5分休憩のサイクルで仕事を進めていくやり方なのですが(詳細はググってください笑)、これに従って調べ物も進めます。
25分調べたら、5分の間、一旦調べ物の手を止め、今自分が調べたことを振り返り、またそこで調べ物の目的を再度認識します。
調べ物をしていると漫然と書籍やPC画面を眺めがちになってしまうので、一度手を止めるのは有効です。
②1時間調べて結論がでなければ、一旦別の作業をする
急ぎのものでなければ、一旦別の作業をはさむようにしています。
煮詰まってくると、結論が出ないことにイライラしてしまいがちなので、一度別のことをしてリフレッシュするようにすれば、その後調べ物を再開した時に、新たな発見をしたりすることもあります。
③論点や考え方をノートに書き出す
頭の中だけで考えていると、中々いい結論が導き出せないです。
さっきまで考えていたことを忘れてしまったりしちゃいますし(^_^;)
ノートに考え方を書き出してみたり、図を自分なりに書いてみたり、数値例を入れて計算してみたりすると、自分の中に落とし込みやすいので良いですね。
調べ物でインプットしたものをすぐアウトプットすることで、自分の理解を深めたり知識としても定着しやすいように思います。
ただ書籍や画面を眺めているだけだと、単純に飽きますしね。笑
調べ物をしていると自分の知識が広がっていくのでそれはそれで自分にとってプラスですし、楽しいのですが、目的を見失わないようにしなければいけません(^_^;)