最近は会計士試験の論文式試験とか就職活動について書いてきましたが、
今日は、論文式試験後、3年間の実務補習を経た後に行われる修了考査について
書いてみたいと思います。
■実務補習修了要件
公認会計士の資格を得るためには、短答式試験・論文式試験を合格することに加え、
2年以上の監査法人での勤務等で満たす実務要件と、
論文式試験合格後に入ることになる、補習所での3年間の実務補習を修了することが必要になります。
その実務補習の最後の締め括りとして、修了考査があります。
考査という呼び方が現代だとあまりしっくりきませんが、要するに会計士になるための最後の試験です。
論文式をクリアしたのに、また試験を受けなければならないのです(^_^;)
■会計士登録の前の最終試験「修了考査」
試験科目は、
①会計に関する理論及び実務
②監査に関する理論及び実務
③税に関する理論及び実務
④経営に関する理論及び実務
⑤公認会計士の業務に関する法規及び職業倫理
の5つ。
論文式試験と違うのは、管理会計論と企業法がないところが大きく違います。
実施時期は、僕が受験した頃は1月の1週目の土日の2日間でしたが、
今は12月の中旬になっています。
平成29年度修了考査は12月16日と17日の2日間のようです。
https://ja.jicpa.or.jp/examination/5-37-29-2a-20170612.pdf
(公認会計士・監査審査会のHPへ飛びます)
■勉強に割ける時間は、論文式試験時代より遥かに減る。早めに手を打つ
この修了考査の対策は、早め早めに手を打った方が良いです。
論文式試験の突破を目指していた時代とは異なり、
受験生の9割以上は、働きながらの受験になります。
僕も論文式試験に合格したのは大学生の時だったので、1日のほとんどの時間を受験勉強に費やすことができましたが、
修了考査を受ける時には、平日普通に働いていましたので、勉強する時間はずっと少なくなっています。
そして、いざ勉強しようと思っても、論文式試験時代ほどの
勉強への集中力はありません(^_^;)笑
ただでさえ少なくなった勉強時間&勉強への集中力の低下(みんながそうではないと思いますが笑)に加え、試験範囲はかなり膨大で、とても全範囲を勉強しきれる量ではありません。
勉強に割く時間の密度を高くする必要があります。
そのためには、やはり専門学校の修了考査コースを申し込むのが良いです。
具体的にどういう風に勉強を進めたかはまた別の機会に書こうと思いますが、
もう4ヶ月後には修了考査かと思うと、本当に時間がありません。
まだ専門学校の申し込みをしていない人は早めに申し込んだ方が良いです。
僕は9月ぐらいに申し込んで本格的に始めましたが、全然余裕がありませんでした(^_^;) もっと早く申し込んでいれば…と後悔したのを覚えています。
これをクリアすれば晴れて公認会計士となりますので、今年受験する人は頑張ってください!!